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平成29年度

本校学生が「地球深部探査船『ちきゅう』」を見学しました

佐世保高専では、去る9月30日(土)に、国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)が運用する「最高水準の掘削能力をもつ、地球深部探査船『ちきゅう』(全長:210.0m、総トン数:56,752トン、定員:200名、就航年:2005年)」を、学生及び教職員約40人が見学しました。これは、科学掘削船「ちきゅう」がドック検査のため、佐世保港三浦岸壁に寄港した際に実現したもの。

「ちきゅう」は、人類史上初めてマントルや巨大地震発生域への大深度掘削を可能にする世界初のライザー式科学掘削船で、巨大地震のメカニズムや海底下にすむ生命の存在などを明らかにする国際深海科学掘削計画(IODP)の主力船として地球探査を行っています。

当日は、先ず地球深部探査センターの倉本センター長から、巨大地震の研究を行う中で、これまで地震性すべりが発生しないと考えられていた海洋プレートの沈込み先端部で、地震性高速滑りが発生していたことを世界で初めて掘削試料から明らかにし、特に巨大津波を引き起す可能性がある範囲を大きく拡げたことなどの成果や地球深部探査の概要等について説明がありました。

その後、2班に分れて「ちきゅう」船内の見学が行われ、操舵室では、360度方向を変えられる6基のアジマススラスタと船首のサイドスラスタにより操船を行い、船体を一定位置に保つことや、掘削部では、「ライザー掘削システム」により海底下を掘削するドリルパイプの周りをもう一つのパイプで覆い掘削すること、また、ラボ室(4階建ての研究区画)では、掘削された帯状の地層を精密な計測機器や微生物培養装置で測定・観測・分析が行われていることなどの説明を受けました。

学生及び教職員からは、ブリッジや掘削部、ラボ室などで自動操船や位置補正、掘削の工程、微生物の存在などの疑問点について質疑が活発に行われ、その都度丁寧な応答があり、乗組員の生の声を聴くことができ、学生たちにとっては有意義な見学となりました。