厦門理工学院との交流事業は、本校が文部科学省から選定された平成17年度現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)「日中相互交流による実践的若年技術者の育成」事業の一環として平成17年度から毎年実施しているもので、今年で3年目となります。
一行は7月9日(月)から7月27日(金)までの19日間、本校の西雲寮に滞在して、校内では授業見学、先端技術教育設備の研修、専攻科生との相互勉強会、電気電子工学科での研修、校外ではトヨタ自動車九州の工場見学、茶道体験などのほか、今回の新たなプログラムとして、地元企業での3日間のインターンシップや佐世保駅や市内の商店街での日中の文化の違いに関する調査(街頭インタビュー)を行いました。特に本校専攻科生と協力して行った街頭インタビューでは、調査結果の発表を行うためのパワーポイントの資料作りなど、準備に熱心に取り組み学生同士の深い交流ができていました。
また、西雲寮で行われた「歓迎納涼祭」では寮生会からプレゼントされた浴衣を着たり、休日には学生同士でハウステンボスの見学 や、キャンプ場でのバーベキューなどを楽しみました。本交流事業は相互交流であるため、10月に本校から専攻科生6人と引率教員3人が厦門理工学院を訪問し研修を行うこととなっています。
今回実施した主なプログラムは次のとおりです。
1.授業見学
厦門理工学院の学生は7/10、7/12、7/13の午前中に次の授業を見学しました。
英語、地理、中国語、幾何、体育(バレーボール)、日本語と文学、情報処理、電気工学、政治経済
など
2.学生実験見学
学生実験に参加しました。(4M、3S)
3.先端技術教育設備を用いた講習
低温強磁場環境下での物性測定装置(指導:電子制御工学科 重松先生)
FPGA設計教育システム(指導:電気電子工学科 長嶋先生)
4.専攻科生との相互勉強会
発 表 者: 厦門理工学院と佐世保高専の学生、各3人
発表内容: 学校の紹介、文化、研究内容
5.工場見学等
トヨタ自動車九州、太宰府天満宮
6.インターンシップ
受入企業: 辻産業株式会社
派遣学生: 日本語学科の学生2人
派遣期間: 3日間(7/18?7/20)
7.電気電子工学科での研修
指 導: 電気電子工学科の教員、技術職員
受講学生: 情報系学科の学生4人
受講期間: 3日間(7/18?7/20)
8.随行教員によるセミナー
講 演 者: 電子学部 彭彦卿助教授
講演内容: 中国における電気技術に関する資格について
9.街頭インタビュー及び発表会
実施方法: 厦門理工学院と佐世保高専の学生が3人ずつ6人の組(2班)に分かれて、佐世保市内
で市民にインタビューを行い、中国に対する意識、日中の文化の違いなどをアンケート
調査しました。
実施場所: 佐世保駅、四ヶ町商店街
発 表 会: インタビュー結果をパワーポイントにまとめて教職員を対象とした発表会で発表しました。
10.日本文化体験
茶道体験研修(指導:佐世保北ロータリークラブ会員 村上寅雄氏)
華道部体験(指導:華道部を指導されている先生)
11.表敬訪問
佐世保市、駐長崎中国総領事館、佐世保北ロータリークラブ
12.専攻科生との交流(休日)
キャンプ場でのバーベキュー、九十九島遊覧、有田焼ロクロ体験、ハウステンボス
13.寮生との交流
西雲寮で開催された歓迎納涼祭に参加(寮生会からプレゼントされた浴衣を着て卓球大会やヨーヨー
釣りなどを楽しみました。)
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