本校では、中国の厦門理工学院と共催して、11月2日に中国福建省厦門市の厦門理工学院教学棟学術ホールを会場に「第3回厦門・佐世保国際交流フォーラム」を開催しました。
このフォーラムは、現代的教育取組支援プログラム(現代GP)、取組名称「日中相互交流による実践的若年技術者の育成」の一環として、日中両国の相互理解を深め、中国の日系企業で即戦力として働くことができる日中両国の若年技術者の育成を目指して、平成17年度から実施している佐世保高専と中国厦門理工学院との相互インターンシッププログラムの成果報告のために行ったものです。
フォーラムには、佐世保高専側からは教職員、専攻科学生のほか、本プログラムを支援している本校同窓会、本校後援会及び佐世保北ロータリークラブの代表者など24人が参加し、厦門理工学院側からは、教職員、学生のほか、厦門市政府関係者など約200人が参加しました。また、現地の日系企業からも参加があり、参加者の合計は約250名となりました。
フォーラムでは、厦門市政府外事弁公室の洪承宗副主任、佐世保高専井上雅弘校長及び佐世保北ロータリークラブ野畑義博会長から挨拶があり、続いて、厦門理工学院の黄紅武院長から『日中交流による優れた教育方法の構築』と題した講演及び光武顕前佐世保市長から『佐世保と厦門、日本と中国のこれからの課題』と題した講演が行われました。
その後、成果発表が行われ、両校の教員及び学生の代表者4人が、3週間の相互交流で得たこと、感じたことなどについてパワーポイントを用いて発表を行いました。
また、フォーラムの開催に先立って教学棟ロビーで行われたパネル展示会では、本プログラムの内容や交流活動の紹介を中心に作成したパネル約30点を展示し、本校教員が厦門理工学院の学生などに説明を行いました。
本フォーラムを実施したことにより、参加者の日中相互交流による実践的若年技術者の育成に関する理解を深めることができました。
フォーラムとは別に、前日に行われた佐世保高専と厦門理工学院との相互交流に関する会議では、今年の反省点などを踏まえて、次年度の交流に際しては
?ホームステイをプログラムに取り入れる、
?より多くの学生との交流の機会を増やす、
?派遣者のプロフィールを事前に受入校に知らせることでより興味のあるプログラムを作成する
などの提案が出され、本プログラム改善のために有意義な協議を行うことができました。
【第3回厦門・佐世保国際交流フォーラム】
1.開催日時 2007年11月2日(金)14:00?17:30
2.開催場所 厦門理工学院教学棟学術ホール
3.プログラム(司会:厦門理工学院副院長 朱文章)
〔挨 拶〕 |
厦門市政府外事弁公室 副主任 洪承宗 佐世保工業高等専門学校長 井上雅弘 佐世保北ロータリークラブ会長 野畑義博 |
〔講 演〕 |
厦門理工学院院長 黄紅武 『日中交流による優れた教育方法の構築』 前佐世保市長 光武 顕 『佐世保と厦門、日本と中国のこれからの課題』 |
〔成果発表〕 |
厦門理工学院の教員代表 彭彦卿 佐世保工業高等専門学校の教員代表 森川浩次 厦門理工学院の学生代表 李冰晶 佐世保工業高等専門学校の学生代表 古野直貴 |
4.主催 佐世保工業高等専門学校、厦門理工学院
5.後援 厦門市、佐世保北ロータリークラブ、佐世保工業高等専門学校同窓会
1.フォーラムの様子
2.パネル展示会の様子
3.会議・会談の様子
4.視察・訪問・その他の様子
5.廈門理工学院校舎の様子