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機械工学科からのお知らせ一覧

投稿日:2019年07月19日(金)

令和元年度 3年生 工場見学

令和元年6月24日に,3年生が工場見学(日本ビソー株式会社 長崎製作所,三菱重工業株式会社 長崎造船所)に行きました.

それぞれの分野で高いシェアを誇る県内の会社を訪問し,普段の座学で学んでいる用語や内容を実際に見学する事が出来きて,実りある研修となりました.

3年生は,秋にもう一度 県外の企業の工場見学に行く予定です.

日本ビソー株式会社 長崎製作所

三菱重工業株式会社 長崎造船所

投稿日:2019年04月23日(火)

2019年度 資格試験一覧

※試験日程等は,年度当初に確認できたものを記しています.最新情報は,各自資格試験担当の先生やHP等で確認してください!

2019年度 資格試験一覧

資格試験名称 願書受付期間 試験日 試験会場 対象学年 料 金 問合せ先 ホームページ 備 考
工業英語検定 ~4月27日より前 5月末 本校 1・2・3・4・5 1級:¥16,500 松山先生 http://www.jstc.jp/ 1級・2級辞書持込可    準2級\6,400
~7月13日より前 7月末 2級:¥7,300
~10月11日より前 11月中旬 3級:¥5,300
~1月18日より前 1月末 4級:¥2,600
実用英語検定 3月10日 5月12日 6月初旬 本校 1・2・3・4・5 2級:¥5,400 英語科 http://www.eiken.or.jp/ 10名以上受験の場合 本校で受験可 本校受験の場合、準会場となり 2級まで受験可 1級、準1級は本会場(福岡)で受験 “http://www.eiken.or.jp/eiken/schedule/”
8月7日 9月15日 10月初旬 準2級:¥4,100
11月21日 12月20日 1月末 3級:¥2,800
CAD利用技術者試験 2級 6月初旬 7月初旬 本校 2・3・4・5 2級:¥5,500 (+消費税) 石橋先生 http://www.csaj.jp/cad/ 詳細はictの以下のホルダを参照のこと \配布回収\ict3\配布\M_機械工学科\CAD利用技術者
11月中旬 12月中旬
CAD利用技術者試験 1級 4月初旬 5月初旬 6月中旬 本校 3・4・5 1級:¥15,000 (+消費税) 石橋先生 http://www.csaj.jp/cad/ 2級有資格者のみ受験可
8月中旬 9月下旬 11月中旬
3D-CAD利用技術者試験 5月初旬 6月初旬 7月中旬 久留米 3・4・5 1級:¥15,000

準1級:¥10,000

2級:¥7,000

(+消費税)

石橋先生 http://www.csaj.jp/cad/
10月初旬 11月初旬 12月初旬
機械設計技術者試験(3級) 8月中旬 9月25日 11月中旬 福岡 4・5・専 ¥8,000 福田先生 http://www.kogyokai.com/siken-1.html#8
ディジタル技術検定 4月下旬 5月下旬 6月末 本校 1・2・3・4・5 2級:¥5,000

3級:¥4,000

森田先生 http://digital-kentei.com/ 2級は情報部門と制御部門の2部門がある
10月中旬 11月末
情報処理技術者試験

(FE:基本情報処理技術者試験)

7月中旬 8月中旬 10月中旬 長崎 3・4・5 ¥5,100 森田先生 http://www.jitec.ipa.go.jp/ インターネットで申込みの場合と郵送の場合で,募集期間が異なりますので注意してください.
1月中旬 2月中旬 4月中旬
情報処理技術者試験

(IP:ITパスポート試験)

随時 随時 希望地 3・4・5 ¥5,100 森田先生 https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/index.html CBT方式の開始によって、受験者は年間を通じて都合の良い日時・会場を選択して受験できるようなりました.詳しくはHPで確認してください.
ビジネス実務マナー検定 4月上旬 5月中旬 6月中旬 本校 1・2・3・4・5 ¥2,500 中島先生 http://jitsumu-kentei.jp/BZ/index 電話の受け答え、仕事の指示の受け方、注文した物と違う品が届いた場合、断りの言葉の柔らかい言い方、伝言の受け方など。HPに練習問題あり。まずは3級から。日程など、詳しくはWebで。人数次第で本校会場となる場合あり。
9月上旬 10月中旬 11月中旬
システム安全アソシエイト

資格認定試験

7月31日 8月15日 10月第1土曜 本校 4年以上 ¥3,000 福田先生 http://mcweb.nagaokaut.ac.jp/SSE/sse4_guide.html 安全工学の初歩的資格試験。合格率は非常に高い。
技術士 6月16日 7月1日 10月初旬 福岡 4・5・専 ¥11,000 福田先生 http://www.engineer.or.jp/ 専攻科を希望する学生はできるだけ受験すること
2級ボイラー技士 2か月前 14日前 月1回 福岡 15歳以上 講習¥21,890(テキスト代¥3,390含む)+筆記試験¥6,800
合計¥28,690
松山先生 日本ボイラ協会:http://www.jbanet.or.jp/

日本ボイラ協会福岡支部:http://www.boilerfk.com/

安全衛生技術試験協会:http://www.exam.or.jp

実技講習会(月1回程度で3日間)を受講・終了と試験(月1回開催)の合格が必要.どちらが先でも構わない※高校生の受験の際は事務局まで問い合わせ必要
X線作業主任者試験 3月初旬 5月初旬 5月中旬 久留米 4・5 ¥6,800 福田先生 http://www.exam.or.jp/
6月下旬 8月下旬 9月末
8月下旬 10月下旬 11月中旬
12月下旬 2月下旬 3月中旬

投稿日:2019年04月01日(月)

新設授業「機械設計システムⅡ」を開講しました!

機械工学科では,メカトロニクス技術習得のため,あたらしく「機械システム設計Ⅱ」を開講しました.

この講義では,レゴマインドストームを使って,出題されたテーマに沿った自立・自律移動型マシンをチームでデザイン,製作,発表を行います.

今年度のテーマは,

「ライントレースゾーン」,「ウォールトレースゾーン」,「デッドレコニングゾーン」を順に進んでいくというものです.
「ライントレースゾーン」では,フィールドにあらかじめ引かれた線に沿って移動し,さらに線の色によってもマシンの動作を変える必要があります.
「ウォールトレースゾーン」では,マシン自らの動作で高さの異なる壁が設置されたコースを選択し,壁に沿って移動します.
「デッドレコニングゾーン」では,線も壁もありません.マシン自らが自身のフィールド上の位置を記憶し,ゴール目指して移動します.

 

製作中の様子

 

製作したマシンの発表会の様子

 

 

投稿日:2019年03月07日(木)

日本機械学会 九州支部 九州学生会第50回学生員卒業研究発表講演会に参加しました.

 学科の取り組みとして、2014年度より毎年、卒業研究を日本機械学会学生会九州支部で発表しています。

本年も、5年生 8人(発表 6人)、専攻科生 4人の計 12人で、会場の佐賀大学まで行ってきました。今回の経験が今後の人生に良い影響を与えることを祈っています。卒業おめでとうございました。

 

優秀講演賞 受賞者

本科5年 木寺亮太 異種金属混合コーティングが母材への水素侵入特性に及ぼす影響
本科5年 濱崎由光 マルチセンサと確率共振を用いた筋電 位からの関節角度推定
専攻科2年 大﨑悠矢 エンプラウォームホイール歯面温度と疲労損傷予測

第50回卒業研究講演会のページ https://www.jsme.or.jp/ky/student/50saga/

投稿日:2019年02月10日(日)

H30年度 卒業研究発表会を実施しました

H30年2月1日,6日の二日間にわたって,卒業研究発表会を実施しました.

卒業研究テーマ一覧

トイレ用曲線形手すりに関する研究

車道の登坂角度に反応する自動車エアコンの自動ON-OFF装置の開発

水素社会確立に向けた異種金属結晶材料を有するコーティングの水素侵入防止効果の検証

水素利用機器に利用する炭素鋼の強度特性を支配する欠陥寸法と水素の影響に関する研究

水素ぜい化解決に向けた 予ひずみ量と水素拡散係数の関係を求める新技術の確立

耐摩耗材料ステライトの時効硬化と収縮現象に関する研究(3)

窒素イオン注入歯車の面圧疲労寿命に関する研究

ラッピング加工が真空浸炭窒化歯車の負荷能力に及ぼす効果

エンプラ・ウォームホイール歯面温度と運転性能

Fe-N-C合金めっきの形成と物性分析

SnO2酸化物被膜の形成と物性分析

人間の技巧的動作の計測とダイナミクス導出

入力制限を考慮した機械学習による倒立振子の振り上げ安定化

ローリングバランスの安定化の実験的検証

機械学習を用いた筋電位からの手首角度推定

マルチセンサと確率共振を用いた筋電位からの手首角度計測

レーザ誘起熱応力による脆性材料の高速非接触ドライ割断加工技術開発

レーザ誘起熱応力によるガラスの鏡面溝加工技術開発 (線膨張係数の加熱速度依存性)

矩形熱源により誘起する熱応力とき裂誘導現象

気液界面放電を伴うマイクロバブル発生装置に関する研究

垂直上昇気液環状流の流動特性に関する研究

高速回転に対応可能な非接触浮上式ロータリージョイントの新規開発

ポンプ逆転水車発電のための理論構築と予備実験

マイクロリアクターを利用したiPS細胞量産のための流体数値シミュレーション

機械工学科をアピールするものづくりに基づくテーマ(仮)

 

投稿日:2018年11月09日(金)

本校文化祭でメカライフの世界展を実施しました!

11/4(日) の本校文化祭において、日本機械学会協賛のメカライフの世界展
「はしではしをつくろう!材料力学と機械力学の世界展」を行いました。
沢山のご来場ありがとうございました。

投稿日:2018年10月04日(木)

4Mインターンシップ報告会

平成30年 10月 3日に、4M インターンシップ報告会を行いました。
発表に不慣れだったり、1人発表 4分、質疑 1分なので、時間オーバーして
最後まで準備してきた内容を話せない学生もいましたが、発表者の参加
企業の情報を得ようと積極的な質問が多く、今後の進路選択に向けての
真剣な雰囲気が印象的でした。

投稿日:2018年10月04日(木)

4M 工場見学旅行(シンガポール)

平成30年 9月24日(月)~9/5(金) の3泊 5日で、シンガポールへ
4年生工場見学旅行に行きました。

旅行日程

9/24 早朝集合ーバス移動ー福岡空港ーシンガポール空港ーバス移動ーホテル
9/25 シンガポールポリテクニック(SP)との交流

(SP内の見学、月餅作り、飛行機制作コンテスト)

9/26 マキノ・アジア・シンガポール工場, 第一精工シンガポール工場(2工場)の見学
9/27 夕方まで自由行動ー全員で夕食ーレーザーショー見学ーバス移動ーシンガポール空港着

 

 

投稿日:2018年07月30日(月)

H30年度 公開講座 実施

H30年7月21日(土)

機械工学科の公開講座を実施しました!

レゴロボット製作方法などの説明

レゴロボット製作風景

佐世保ごまの作り方を説明中!

製作したコマの色塗り中!

風船のバークラフトの製作中!

風船ホバークラフトを製作後,試走!

 

 

 

 

 

 

機械工学科オリジナルの修了証もお渡ししました!

(レーザ加工機で製作しました!)

 

 

好評のうちに終了しました!ありがとうございました!

投稿日:2018年06月05日(火)

卒業生の声 来たる水素エネルギー社会を支える新産業の拠点! ・水素エネルギー製品研究試験センター 鶴羽航大さん

来たる水素エネルギー社会を支える新産業の拠点!

鶴羽航大さん

(H23年度卒業,専攻科H25年度卒業)

皆さん、水素の力で走る「燃料電池自動車」のことを聞いたことがありますか?

これまでの自動車では、排出されるガスが地球の環境に悪い影響を与えるとされ問題となってきました。一方、燃料電池自動車とは、水素と空気中の酸素によって生み出された電気を使って走る自動車のことです。電気を生み出す際、燃料電池自動車からは有害なガスは出ず,水しか排出されないので、地球にやさしい自動車として、現在、研究開発が急速に進められており、佐世保高専の機械工学科でも水素関連の研究を進めています。

今回はそうした水素エネルギーに関係した企業で働く、佐世保高専の機械工学科出身の鶴羽(つるは)航大(こうだい)さんにお話しを伺います.

鶴羽さんは、佐世保高専において5年生から専攻科2年生までの3年間、機械工学科で水素エネルギーに関する勉強を重ね、九州大学と連携しながら最先端の研究をし、学会発表も行ってきました。「3年間の研究で得た水素の知識を活かした仕事をしたい」との想いで、H26年度に水素エネルギー製品研究試験センターHyTReCに入社。以来、現在にいたるまで水素社会実現に向けた重要な仕事をされてこられました。

前置きが長くなりましたが、それでは鶴羽さんにお話を伺ってみましょう!

企業から依頼された仕事をする鶴羽さん。

高圧水素ガスで使用予定の製品の実証試験中。

 

☆早速ですがHyTReCとはどのような仕事をするところですか?

現在、環境に優しい新エネルギーとして水素が注目されています。HyTReCでは、高圧水素ガス環境下での利用を目的に開発された、さまざまな製品の実証試験を行っています。

高圧水素ガスには金属の特性を低下させてしまう性質があります。こうした水素の性質に製品が耐えられるかなどを詳細に検査したり、耐えるためにはどうすればよいかなどを企業側に提案したりします。実証試験を行った製品の一部は実際に商品化され、燃料電池自動車や水素ガスステーション等で使用されています。

TOYOTA製の燃料電池フォークリフトを用いた実証試験。

 

☆“高圧”という言葉が出ましたが,高圧水素ガスというとどれくらいの圧力ですか?

燃料電池自動車には70 MPa(700気圧)のタンクが積まれます。これは私たちが生活している空気の圧力の700倍、深海でいうと7000 mの深さの水圧に相当します。

 

☆相当な圧力ですね!水素社会において水素を安全に使っていくために、鶴羽さんの仕事は非常に大事ですね!

☆同じような仕事をしている企業は日本において他にどこがありますか?

日本ではここだけではないでしょうか。世界においても私の働いているHyTRecとカナダだけです。

 

☆貴重なお仕事なんですね!それでは,HyTReCで、鶴羽さんはどのような仕事をされていますか?

私の業務内容は、お客様から依頼された試験を実際にオペレートすることです。企業とのやり取りが伴うので、状況に応じて柔軟で迅速な対応が求められる大変な業務ではありますが、入社当初から私は現場全体の管理を任せられています。

この仕事をしていてうれしいことは、最先端の製品開発という非常に貴重な経験をさせていただいていることです。現在は、実証試験の業務に加え、試験設備の運用および保安管理も一部任せていただいております。さらに、年間の設備メンテナンス計画や設備管理費用の試算等、技術的なことに留まらず、事務的な事柄にも取り組み始めています。

水素タンクに高圧水素ガスを充填している様子

 

☆入社から即戦力として幅広く活躍されてこられたのですね!

☆では、佐世保高専機械工学科で学んだことで、活かされている事は何がありますか?

機械工学科5年から専攻科卒業までの3年間、水素エネルギーに関する研究を行っていたので、学んだ知識をそのまま仕事として活かすことができました。また、佐世保高専の機械工学科は、「工学実験」や「工場実習」を通して、幅広い分野の専門的な知識や、実験器具および工作機械等の取り扱いを学べます。こうした環境で学べたことは、自分の大きな財産だと思います。

特に、私のような職場ではさまざまな業種の方々と関わることが多いため、知識としてはたとえ浅くても、“幅広く知っている”ということが大きな武器になることを日々実感しています。

安全管理に注意しながら高圧水素ガスを使った実証試験をスタッフと共に進める。

 

☆機械工学科で習ったことが幅広く仕事の役に立つということですね!

☆では、高専で習うこと以外に、“これを勉強するべきだ!”と思うことを、ズバリ後輩たちに教えてください。

とにかく英語を勉強しましょう(笑)。英語が話せて理解できるということは、今後どの業種で働くにしても重用されるところだと思うので、時間がある今だからこそ頑張ってほしいと思います。また、専門知識に関しては頭の隅に残る程度で、広く浅く学ぶといいと思います。手当たり次第広く学ぶことで、自分にあった分野が見つかり、就職先を選択するひとつの材料にもできるのではないかと思います。

 

☆機械工学科では国際化にも力を入れており、実際に米海軍基地内の小学校や高校の生徒,シンガポールや中国の方々,ネイティブの講師と会話をする授業も取り入れています(選択制)。英語がますます大事な時代ですからね!

機械工学科で力を入れている国際化の取り組み。

米海軍基地内の小学校Sasebo Elementary Schoolとの理科実験交流Science fair

シンガボールポリテクとの文化交流の取り組み(日本や佐世保について紹介するポスターセッション)

 

☆さて、この機械科のHPはたくさんの中学生が見てくれています。佐世保高専の機械工学科をアピールしてください

機械工学科では、さまざま分野の専門知識を学ぶことができ、かつ「工場実習」等を通して実際に機械を動かしながらものづくりを学べるすばらしい環境が整っています。特に、この“自分で実際に機械(自分の手足)を動かして製品を作る”という経験は、なかなかできることではないので、ぜひ体感していただきたいと思います。また、補習等がほぼ無いので、多くの時間を自由に使えることで、ゆとりを持って勉学や部活に励むことができるのもアピールポイントのひとつです。

 

『中学生の皆さん、何事にも前向きに一生懸命頑張ってください!』と鶴羽さん

 

☆その他、何かしら中学生に対しアドバイスがあればお願いします。

佐世保高専機械工学科のアピールでも少し触れましたが、多くの時間を自由に使える学生時代は、とても貴重な時期だと思います。実際に働き始めると、限られた時間の中で、日々の課題をこなしながら毎日を有意義なものにしていくことは、とても難しいことだと感じます。毎日が有意義であれば気持ちにゆとりができるし、その分物事に関する見方も変わり、より多くのことに気づける自分になれると思います。物事に対していろいろな見方ができるということは、勉学だけではなく日々の生活においても大事なことだと思うので、学生時代の今だからこそ、時間をうまく使うことを心がけて、何事にも前向きに一生懸命取り組んで行ってほしいと思います。

 

☆今日は貴重なお話をいただきありがとうございました!安全な水素社会のために、鶴羽さんの仕事の成功を祈っています。

HONDA社およびTOYOTA社の燃料電池自動車

 

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