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平成27年度

学校地区の防火避難訓練を実施しました

前期定期試験最終日の平成27年9月18日(金)11時40分頃から学校地区の防火避難訓練を佐世保市中央消防署日宇出張所署員のご指導のもと実施しました。
訓練は、電気電子・物質工学科棟東側2階実験室からの出火を想定し、①火災通報連絡訓練(事務職員のみ)、②初期消火訓練(自衛消防隊により消火体勢のみを行う)、③避難誘導訓練(教職員及び全学生参加)を行いました。

避難誘導訓練では、学生及び教職員は避難誘導班(教職員)の指示に従い避難場所の野球場に早足で避難しました。避難場所では、学生はクラスごとに、教職員は学科・課ごとに点呼を取り、対策本部の取りまとめ班に点呼結果を報告しました。

避難訓練終了後には、④消火器取扱訓練を行い、消防署員による消火器の取扱い説明の後、学生及び教職員の代表者が「火事だ!」と大声を出しながら水消火器を使用した消火訓練を体験しました。

訓練終了後の講評では、消防署員から次のとおり指摘及び助言をいただきました。
・非常ベルの鳴りはじめから点呼終了まで15分かかった。避難はもっと迅速に。
・避難時に学生の私語が目立った。また、ゆっくり歩いていた。屋外では走って避難すること。
・対策本部は事前に設置しておくのではなく、実情に合わせて、避難指示があってから設置したほうが良い。
・非常ベルが鳴ってから最初の放送(火災通知)までが遅かった。
・対策本部は、校舎から離れた場所に設置すること。

最後に中尾校長から、お忙しい中ご指導頂いた消防署員の皆様への謝辞及び学生に対して防災等に関する意識を日頃から持つようにとの訓辞があり、学生及び教職員は防災に対する意識をより一層深める良い機会となりました。

今回消防署から指摘及び助言頂いた事項について、次回の防火避難訓練実施計画の見直しを図り、訓練の改善につなげていきたいと考えています。

(訓練のデータ)
出火(想定)日時:9月18日11時40分(通報時刻11時43分)
出火(想定)場所:電気電子・物質工学科棟2階 無機・分析実験室
参加人数:学生873名、教職員99名 計972名
初期消火訓練 避難の様子
避難場所での点呼 点呼結果の取りまとめ
消火器の取扱説明 消火器取扱訓練
消防署員による講評 校長による謝辞及び訓辞