後学期始めの平成28年10月3日(月)11時00分頃から学校地区の防火避難訓練を佐世保市中央消防署日宇出張所署員のご指導のもと実施しました。
訓練は、電気電子・物質工学科棟西側2階実験室からの出火を想定し、①火災通報連絡訓練(事務職員のみ)、②初期消火訓練(自衛消防隊により消火体勢のみを行う)、③避難誘導訓練(教職員及び全学生参加)を行いました。
避難誘導訓練では、学生及び教職員は避難誘導班(教職員)の指示に従い避難場所の野球場に早足で避難しました。避難場所では、学生はクラスごとに、教職員は学科・課ごとに整列し、点呼を取り、対策本部の取りまとめ班に点呼結果を報告しました。
避難訓練終了後には、④消火器取扱訓練を行い、消防署員による消火器の取扱い説明の後、学生及び教職員の代表者が「火事だ!」と大声を出しながら水消火器を使用した消火訓練を体験しました。
訓練終了後の講評では、消防署員から次のとおり指摘及び助言をいただきました。 | |
慌てるところがなく、整然と避難されていた。 | |
学生の皆さんは、学校の中では教職員に守られている立場である。しかし、被災地では、被災者はボランティアの手助けを受けて生活を正常に戻すことを求めている。そのボランティアとして学生が求められている。 | |
今回は言われたとおりに行動すればよかったが、地元で災害が発生した場合は、皆さんが地域防災組織のエースとして活躍してもらわなければならない。そのためには、まずは自分の命をしっかり守ることが前提となる。こういう訓練を真剣にとらえて、自分の命をどうやって守るべきか、そのうえで、周りの人にどうやって手を差し伸べるべきか、或いは、どうすればみんな安全なところに逃げることができるのか、を今後は頭に描きながら訓練を実施していただきたい。 |
最後に東田校長から、お忙しい中ご指導頂いた消防署員の皆様への謝辞及び学生に対して「一番大切なのは人の命である。そのためには、日頃から身を引き締めて緊張感をもって準備をしておくことが重要である。」との訓辞があり、学生及び教職員は防災に対する意識をより一層深める良い機会となりました。
(訓練のデータ) | |
出火(想定)日時: 10月3日(月)11時10分 | |
出火(想定)場所: 電気電子・物質工学科棟2階 電気電子工学実験室 | |
参加人数: 学生827名、教職員103名 計930名 | |
避難完了(点呼終了)時刻: 11時24分 |
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初期消火訓練 | 通報連絡訓練(消防署への通報) |
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避難誘導訓練 | 避難所での点呼 |
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消火器取扱訓練(取扱い説明) | 消火器取扱訓練(消火体験) |
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消防署職員からの講評 | 東田校長から謝辞及び訓辞 |