公開講座「小・中学生のための『ものづくり・メカの世界』体験ツアー! 」
【開催日時】令和元年7月21日(日) 9:00~15:30
機械工学科が例年実施している小・中学生向けの公開講座を、夏休み最初の日曜日に開催しました。
40人の参加者を2つのグループに分けて、
・レゴでサソリロボットを作って動かしてみよう
・「佐世保こま」キーホルダーを作ろう
・CDを利用した風船ホバークラフトを作ってみよう
をローテーションしながら、それぞれ体験してもらいました。
レゴでサソリロボットを作るテーマでは、おもちゃ屋さんで市販されているレゴブロックとは異なり、人間の頭脳に相当するマイコンを搭載したブロックやモーターブロック、超音波センサやサウンドセンサのブロックも利用して、音や障害物に反応して不気味に動くサソリロボットを二人ペアで協力しながら組み立ててもらいました。設計図通りに組み上げるだけとは言え、かなり時間がかかる作業になるのですが、うまく組み立てることができたペア同士で、ロボットを使って対戦したり、マイコンのプログラムを独自に調整してさらにおもしろい動きを実現するペアも現れていました。
「佐世保こま」のキーホルダーを作るテーマでは、コンピューター制御で金属を複雑な形状に加工することができるNC旋盤という工作機械を使って、丸い金属の棒から佐世保こまの形に削り出してもらいました。削り出した直後は金属の塊そのものですが、それぞれ独自の配色で彩色することでオリジナルの佐世保こまが完成します。うまく削り出すことができたこまはとても良く回りますが、ちょっと加工のバランスがくずれてしまうとすぐに止まってしまいます。完成後はそこらじゅうでこまを回して遊ぶ子どもたちで溢れていました。
CDを利用した風船ホバークラフトを作るテーマでは、いらなくなったCDやストロー、焼き肉のタレなどが入れられているプラスチック容器など、身近な素材を使って机の上をス~~と移動するホバークラフトを工作してもらいました。ストローの切り方や空気漏れを防ぐ接着剤の使い方ひとつで、うまく移動するホバークラフトか、すぐに止まってしまうホバークラフトかの分かれ道になってしまいます。ハサミやカッターなど日常でも使う道具をうまく使いこなすことがポイントです。
いずれのテーマにおいても、参加してくれた子どもたちの楽しそうな姿を見ていると、長い夏休みの中での楽しい一日を提供することができたのではないかと思いました。
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レゴロボットのプログラミング中! | サソリロボット,うまく動くかな? |
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NC旋盤が動くところはどうなってるんだろう? | 金鋸の使い方はこうするんだよ! |
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ホバークラフトのエンジン部分をボンドで接着中! | ホバークラフトを動かすには,たくさん空気を溜めないとね! |