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平成21年度以前

公開講座 中学生のための「おもしろ電気電子情報体験」

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 電気電子工学科の公開講座は、今年も中学生を対象として7月28日 ( 木 ) ・29日 ( 金 ) の2日間にわたって催されました。本年度も同一内容のテーマを2日間開講し、受講者が都合の良い日を自由に選べるような構成となっていました。
 今年は28日に22名、29日に17名、合計で39名の中学生が参加しました。両日とも、8:45?16:00の時間内で、下記の2つのテーマについて、製作と実験を中心とした講座が開講されました。

1.電池のいらないラジオの製作:
 電池のいらないダイオード検波方式のラジオを製作し、実際にラジオ放送(AM放送)を聴きました。通信や放送に関する簡単な仕組みを聞いた後、ラジオの製作に取りかかりました。細かいハンダ付けの作業が続きましたが、ラジオにアンテナを取りつけ、イヤホンから音が聞こえたときには、十分な達成感を味わいました。

2.ロボット教室(入門編・基礎編・応用編):
 まず入門編では、ロボットを動かすためのコンピュータの使い方を学びました。ほとんどの操作がマウスで行えるので、順調にロボットの操作のためのプログラミングがマスターできました。基礎編では、レゴブロック:「マインドストーム」を用いて、簡単なロボット:「電動カー」を作りました。応用編では、入門編と基礎編で学んだことを生かして、いろいろな動きをするロボットも作りました。アイデアを駆使して一生懸命作ったロボットが自分の思い通りに動いたときは、大きな喜びと感激を味わいました。
  今年も、電気電子工学科の公開講座では、「電気・電子・情報工学の技術を利用すると、何ができるのか?」という漠然とした課題を提示されました。そして、実験や製作という体験を通して、受講生である中学生が、いろいろな答えを出せるように構成されていました。
  電気電子工学科では、来年度も多くの中学生が参加できるよう、講座内容の検討や改善などの努力を重ねて行くそうです。