第2回佐世保・中国国際交流フォーラムを開催しました。
本校では、文部科学省から採択を受けて実施している現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)「地域活性化への貢献(広域展開型)」、取組名称「日中相互交流による実践的若年技術者の育成」の一環として、本年度実施した佐世保高専と厦門理工学院との相互交流プログラムについて取組内容及び活動実績を広く社会に公表するため、3月2日(金)に佐世保市内のアルカスSASEBOの大会議室で「第2回佐世保・中国国際交流フォーラム」を開催し、約200人(市民・企業50人、学生120人、高専関係者30人)が参加しました。
このフォーラムは、相互交流を行っている中国厦門理工学院をはじめとして、佐世保市、佐世保北ロータリークラブ及び佐世保高専同窓会の後援を得て行われました。
フォーラムでは、はじめに井上雅弘校長の主催者挨拶、続いて厦門理工学院の林志成副書記、佐世保市企画調整部文化交流課の古川好幸課長及び佐世保高専同窓会の朝永憲法会長による後援者挨拶がありました。引き続き、厦門FDK有限公司の石田忠男氏総経理から「日中交流と今後の中国経済の行方」と題した講演及び中華人民共和国駐長崎総領事館の李承志領事から「心の壁を乗り越えて?中日交流と協力の大切さ」と題した講演が行われました。
10分間の休憩の後成果発表が行われ、今年度、本校と厦門理工学院との間で行った相互交流の成果について両校の学生と教員の代表者が発表を行いました。活き活きとした学生の発表から本プログラムによる相互交流で素晴らしい成果が上がっていることを感じました。また、本フォーラムを実施したことにより、参加者の中国との国際交流に関する理解を深めることができました。
同時にアルカスSASEBOの屋外広場では、本取り組みの内容や交流活動の紹介を中心に派遣学生が作成したポスターなど約60点を展示するパネル展示会を開催し、通りがかりの市民などへ佐世保高専の活動をPRすることができました。
フォーラム前日の3月1日(木)に行われた厦門理工学院との相互交流に関する会議では、来年度新たに日本企業での就業体験、本校学生の中国への工場見学旅行及び厦門理工学院からの教員派遣などの取組を実施することについて検討しました。
最後にフォーラム翌日の3月3日(土)には地元企業関係者及び本校教員から構成される日中相互交流評価委員会を開催し、今年度実施した事業に関して評価を受けました。評価委員からは来年度に向けて、来日及び派遣の前後における取組内容の充実、日中学生によるPBL教育の実施、一般へのPRのためにフォーラムを土・日曜日に開催してはどうかなど、有意義な提言を得ることができ、これらの提言を本プログラムの改善に役立てたいと考えています。
写真と内容の詳細は以下をご覧下さい。