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平成21年度以前

一般教養講座「哲学カフェ」開催 (テーマ:内と外とはどういうことか?)

 

一般教養講座「哲学カフェ」開催

(テーマ:内と外とはどういうことか?)

 

 2005 年 10 月に引き続き、 2007 年 1 月 20 日、佐世保シティホテル内のレストラン「ボンサブール」にて、「哲学カフェ」を開催しました。「哲学カフェ」とは、日頃、話題にすることなどめったにない哲学的なテーマ(日常的な事柄だからこそ、普段考えてみることないテーマ)について、お茶でも飲みながらみんなで気楽に話し合ってみようという試みです。

 今回のテーマは「内と外とはどういうことか?」 われわれは日常のさまざまな部分で内と外を区別していますが、そもそも何が内で何が外なのか。内と外の境界はしばしば曖昧だし、内がかえって疎遠で、外が親しみやすいということもあります。自分の内を本当の意味で知っている人はどれだけいるでしょうか?

 分かっているようで、聞かれると悩んでしまうこんな問いかけに、佐世保をはじめ、長崎、松浦、平戸などから総勢 21 名の男女が、しかも、 10 代、 20 代、 30 代、 40 代、 50 代、 60 代、 70 代と世代を網羅する年齢層から集まってくれました。多様な関心を持つ人々から、多様な意見が出され、話題も多岐にわたります。「内と外」をめぐって、社会のあり方、夫婦の関係、自己と他者、子供のしつけ、子供にとっての親、日本人という意識の問題、理性と感情、内と外という言葉のイメージ、そもそも内と外をなぜわけるのか?

 いじめ問題、日本語の「うち」の意味、日本社会と欧米社会、「和」の問題、などなど、とてもまとめきることのできない多様な意見が、しばしば笑いもまじえつつ和やかなムードの中で、活発にやり取りされました。拙速に答えを出そうとするのでなく、立ち止まってじっくりと多方面から問いかけ、その問いを深めていく、こんな活動の場が「哲学カフェ」ですから、二時間の話し合いで何か「答え」が見いだせるわけではありません。

 しかし、こうした問いを、自分の「外」の人たちと共に考えてみる経験を通して、それぞれがみずからの「内」に何か新しいものを見いだしたことは間違いないように思えました。

 

一般科目 哲学科

川瀬 雅也

 

「哲学カフェ」が毎日新聞に掲載されました。

 

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