2007年7月29日、佐世保市天満町のカフェ「Esu and Kei」にて、佐世保高専一般教養講座「哲学カフェ」が開催されました。「哲学カフェ」とは、カフェで、お茶でも飲みながら、気楽に哲学的な対話を楽しもうという試み。哲学的な専門用語を使うことなく、日常的な言葉で、普段、当たり前すぎて考えてみることのないような問題を改めて問い直してみようという試みです。
今回のテーマは「〈本当のこと〉って何?」。私たちの日常生活は、もちろん、ウソやデタラメでできているわけではありませんが、でも、本当だと信じていたことが、突然、真っ赤なウソだと発覚することが多々あります。
では、いったい、〈本当のこと〉って本当は何なのでしょうか? こんな答えの出ない問いかけに10代から70代までの男女11人が集まり、問いを深めてくれました。
〈本当〉というのは多分に主観的なものではないのか。
でも、社会的正義というものもある。
ホンネとタテマエはいったいどっちが〈本当〉なのか?
などなど、時々笑いも交えながら、和やかな雰囲気のなかで哲学的対話がなされ、二時間があっという間にすぎました。 「哲学カフェ」は、およそ二ヶ月ごとに佐世保と長崎において交互に開催しています。興味をお持ちの方は、 一度、ホームページを覗いてみてください。
「哲学カフェ」のホームページ:https://www.sasebo.ac.jp/~kawase/cafephilo
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