中国の日系企業関係者による「日中相互交流による実践的若年技術者の育成」講演会を開催しました
平成19年10月4日(木)「日中相互交流による実践的若年技術者の育成」に係る講演会を専攻科生2年生、4年生(電気電子工学科)及び教職員を対象として開催し、約60名が受講しました。
講演会は、講師に北京中日聨公司(新日鉄と北京首鋼設計院の合弁会社)技術2部 部長 高尾邦俊氏を招いて、「私と中国 この30年」と題して講演をいただきました。高尾氏は、本校電気電子工学科を卒業後日鉄プラント設計?に入社され、2003年の北京中日聨公司の設立準備から会社運営に携わられ現在も同公司に出向中です。
講演の内容は、合弁会社の設立当初から運営に携わった経験に基づいた、
?中国という国・中国の製造業・中国人・中国の習慣など
?高専の実践的教育を受けて実際に社会で役にたったこと
?若手技術者に望むもの
についてを話されました。
10月末から5日間の日程で中国上海、厦門地区に工場見学旅行をする4年電気電子工学科の学生や、10月中旬から3週間の日程で厦門理工学院及び厦門FDK有限公司でインターンシップを行う専攻科学生にとって貴重なお話を聴くことができました。
また、講演に先だって、本校井上校長及び須田教務主事から高尾氏に対して、本校が平成17年度から実施している現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)「日中相互交流による実践的若年技術者育成」事業について説明があり、来年5月に中国河北省承徳市で承徳石油高等専科学校と共同で開催を予定している「第1回日中高専(高職)学校教育フォーラム」など本事業への協力を要請し、快く協力頂けることを確認しました。
講演の主な内容
・中国ってどんな国?
錯綜する中国情報
偏在する急激な高度成長を背景とした新旧混在社会
・私が見たこの30年の中国
1)1980年代:色濃く残る戦争、文革の影響
2)2000年代:戦後第2世代
・写真で見る現在の中国
・合弁会社の設立、運営に携わって
・仕事への一般的な取組み姿勢
・気を付けなければならない一言
・中国の製造業
・中国人と日本人
・中国の習慣
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