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平成21年度以前

中国進出企業関係者による講演会を開催しました。

 10月10日(金)に本校大講義室において「日中相互交流による実践的若年技術者の育成」に係る講演会を開催しました。
 本講演会は、10月中旬から10月末にかけて実施する本科4年生の
中国(厦門・上海)への海外工場見学旅行(5日間)及び専攻科2年生の
中国厦門市への短期留学(3週間)に参加する学生を対象に、
中国と交流する際の注意点や在中国日系企業の現状などを学習するために
実施したもので、専攻科2年生、機械工学科4年生、電気電子工学科4年生及び
教職員など約80名が出席しました。
 講演では、講師に北京・広州・上海など中国の日系企業におけるSE業務の経験が
豊富なポールトゥウイン株式会社 取締役副社長 小野和典氏を招いて,
「中国ビジネス最前線」と題したテーマで、中国における日系企業の現状や
日本人が中国で仕事をする上での心構えなど、中国の研修旅行を間近に控た学生に
とって興味深い内容の話しがあり、講演後も学生や教員から活発な質疑応答が
行われました。

講演内容は、次のとおりです。
 ・中国とはどんな国:人口13億人(世界の約20%)、GDP07年世界4位、世界の工場(電話・カメラは世界の50%以上)など
 ・中国進出した日本企業の現状:日系企業20,000社以上が中国に進出、世界の工場から世界の市場、コピー社会に泣かされる企業、転職は当たり前 など
 ・中国ビジネス入門:相手・会社・製品・土地を好きになる努力が重要、相手の信頼を得ること、相手の面子を重視、契約は約束事ぐらいに考える人が多いなど
 ・中国の課題:貧富格差拡大問題(中国最大の問題)、環境問題(公害問題、エネルギー電力不足)、一人子政策と高齢化社会問題
 ・参考情報:統計には要注意、駐在員生活(上海)など