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平成23年度

伊万里市立滝野小中学校においてSPP事業を実施しました

 平成23年12月9日(金)、佐賀県伊万里市立滝野小中学校において中学生を対象とした「サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト事業(SPP)」及び小中学生を対象としたわたあめ作りを実施しました。

 SPP事業では中学2年生3名を対象とし「電気の作り方」と題して、ネオジウム磁石とエナメル線、光源として発光ダイオードを用いた技術職員手作りの蓄電発行回路を用い、本体を振ることで発光する懐中電灯を生徒自らの手で製作しました。長いエナメル線を筒に捲くコイル製作作業は巻き方などを工夫しながら最後まで頑張っていました。製作した懐中電灯が光ると学生達は大変喜んでいました。

 「鋳造体験」では小学1年生から中学生まで約30名を対象とし、鋳造に関する説明をした後に砂型をみんなで製作しました。まず模型を選び、3人組で一つの枠に仲良く砂を突き固め、次に難しい型抜きにも挑戦しました。出来上がった砂型にホワイトメタルを溶解し流し込むと、みんな初めて見る金属の溶ける様子に驚いていました。難しい作業でしたが、普段なかなかできない体験にみんな“どうなるんだろう”と楽しみながら笑顔で取り組んでいました。

 最後に職員手作りのわたあめ製造機を用い、美味しくて楽しい実験を行いました。中にはわたあめ製造機の構造に興味を持ち、原理などを質問する生徒達もいました。物質の状態変化も学ぶことができ大変好評でした。

 最後は子供達と給食を一緒に食べる機会を作っていただき、寒い中ではありましたが担当職員も一緒に楽しい時間を過ごす事ができて、大変良かったです。

 日   時  平成23年12月9日(金) 8:40~12:30
 場   所  佐賀県伊万里市立 滝野小中学校
 実験内容  (SPP)電磁誘導を用いた手作りライト製作、おもしろ鋳造体験
 担   当   (滝野小中学校)坂口輝明先生
         (技術室)久保川洋幸、山北久枝、茂木貴之、白石博伸