平成29年度
谷 口 功 国立高等専門学校機構理事長による講演会を開催しました
去る2月9日(金)に、谷口功国立高等専門学校機構理事長を講師に迎え、「国際社会から注目される高等専門学校教育=高専からKOSENへ=」をテーマに、本校の教職員を対象に講演会を開催しました。
谷口理事長から、我が国が直面している課題である少子化と社会のグローバル化に対応するために求められていることについて、3つの項目「(1)期待される高専教育:イノベーション人材が未来を創る、(2)グローバル社会への対応:高専の国際展開、(3)高専の将来に向けて」に分けて講演が行われました。
講演では、実務教育と最先端研究が重要であること、様々な組織や国際社会との連携と協働が重要であること、様々な課題に対して教員と職員が協力し挑戦していく教職員の意識改革が重要であることなどが具体的な事例を示しながら講話が行われ、教職員からは、本講演会を通して、変化の大きい社会で自ら創り出す力を持った「人財」を多様な評価軸を持って育てることの重要性や高専という我が国独自の教育システムを「KOSEN」と表現し、国際展開していく必要性についての認識を深めることができました。
講演会終了後、谷口理事長は、地域共同テクノセンターやロボコン部室等の施設設備を視察され、その中でロボコンのデモンストレーションや学生との交流を行いました。
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平成29年度
(社)日本工学アカデミー九州支部による出張講演会が開催されました
去る2月9日(金)に、本科2年生(173名)、専攻科1年生(電気系・情報系:17名)の学生を対象とした(社)日本工学アカデミー九州支部による出張講演会が開催されました。この出張講演会は、(社)日本工学アカデミーの重要な役割である「将来、日本の工学分野を先導し、リーダーとなる人材育成」の一環として行われたもので、今回は、「情報化社会の現状と将来」をテーマに講演が行われました。
講演会では、同アカデミーの山田 淳 理事(九州大学大学院工学研究院教授)の司会進行のもと、同アカデミーの谷口 功 副会長((独)国立高等専門学校機構理事長)の開会挨拶の後、東田校長から挨拶があり、先ず、九州大学大学院システム情報科学研究院の稲永俊介准教授による「アルゴリズムのチカラ~大規模データ処理からAIまで~」と題して、身近な情報技術であるウェブ検索や、飛行機、自動車の自動操縦などはアルゴリズム(複雑な問題を解くための手順)により実用されていることや、ビッグデータの処理方法等が今後の研究課題となるなどの講演が行われました。
次いで、九州大学大学院システム情報科学研究院の興 雄司 教授から「光技術とIT技術を利用したIoTで世界を測る」と題して、コンピュータの技術的な内部構造の組合せ自由度や構成の自由度が進歩したことにより、スマートフォン等のスマートデバイスの利用拡大につながったことや、3D CAD、数式処理などの支援プログラムやソフトの開発により多機能での活用、光技術とIT技術を利用したIoTに関する様々な装置などの研究事例などについて講話が行われました。
学生にとっては、情報化社会の最先端の教育・研究の一端に触れることができ、貴重な機会となりました。
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平成29年度
第52回卒業式並びに第20回修了式を挙行しました
本校では、平成30年3月16日(金)に佐世保工業高等専門学校第52回卒業式並びに第20回修了式を本校第一体育館において挙行し、本科卒業生168名と専攻科修了生25名が新たなスタートを切りました。
式では、東田校長から、本科卒業生に卒業証書及びJABEE前期課程修了証を、専攻科修了生に修了証書、JABEE修了証及び学位記を一人一人に手渡しました。
引き続き、東田校長から告辞及び大川内佐世保市企画部次長から朝長佐世保市長の祝辞の代読があり、卒業生を代表して電気電子工学科の学生と修了生を代表して電気電子工学系の学生が答辞を述べました。
式終了後、卒業生・修了生に対し、学会賞、成績優秀賞、課外活動賞、皆勤賞等の褒賞授与式が行われました。
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校長告辞 | |
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卒業生答辞 | 修了生答辞 |
平成29年度
平成29年度長崎県スポーツ表彰式でスポーツ奨励顕彰を受賞しました
平成30年2月14日(水)、長崎市のホテルニュー長崎で平成29年度長崎県スポーツ表彰式が開催され、個人の部で陸上競技部の女子学生2名、団体の部で陸上競技部が長崎県スポーツ教育長顕彰のスポーツ奨励顕彰を受賞しました。
陸上競技部2年生の迎 真夢さんは全国高専体育大会の女子3000m優勝で、5年生の椎葉恵子さんは同大会の女子走幅跳優勝で、陸上競技部は同大会で女子総合優勝(2連覇)という優秀な成績をあげたことで今回表彰されたものです。
受賞した個人の今後のご活躍と、クラブ全体の更なる躍進を期待しています。

平成29年度
学校PR袋を作成しました
この度本校では、県内外の人に広く「佐世保高専」を知ってもらうため、PR袋を作成しました。PR袋は、本校のロゴマークを基調に、普段から気軽に持ち歩けるデザインとなっております。今後、各種イベントの参加者や来賓の方へ配布する予定です。
保護者の方・一般の方で興味のある方は、来校された際に、本校職員(担当:総務課総務係)へお声掛け下さい。
また、このことは長崎新聞にも取り上げられました。
〈参考〉長崎新聞記事(平成30年2月15日)
https://this.kiji.is/336521700810261601

平成29年度
本校学生がサイバーセキュリティカレッジの講師として講演を行いました
長崎県警の取り組みの一つとして、サイバー空間における安全性の確保を目的とした啓発活動を行う「サイバーセキュリティカレッジ」が開催されました。
本校の学生2名が講師としてサイバーセキュリティ・モラルに関する講演を行いました。
日程:平成30年2月6日(火) 14:10~15:00
場所:佐世保市立早岐中学校 体育館
受講対象:1年生 約200名
学生はサイバーセキュリティカレッジに向けた準備として、最初に「株式会社ラック」様からのセキュリティに関連する講習を受講し、次に、中学1年生を対象とした場合の説明項目の選定、スライドの作成および入念な説明練習を重ねてきました。
また、本講演の様子はNIB(長崎国際テレビ)の「news every.」、「NEWS ZERO」(長崎枠)で取り上げていただきました。
なお、サイバーセキュリティカレッジ(講師:同学生)は、2月13日(火)長崎市立西泊中学校(全校生徒 約200名)、2月14日(水)佐世保市立日宇中学校(3年生 約200名)でも開催されました。
![]() 学生講師 |
![]() 学生講師 |
![]() 早岐中学校の様子 |
![]() 西泊中学校の様子 |
![]() 日宇中学校の様子 |
教育・研究活動
平成28年度における功績表彰状授与式及び感謝状贈呈式を開催しました
本校の表彰規程に基づいて、平成28年度における本校の教育、研究、学校運営及び社会貢献に関して特に顕著な功績を挙げた方々へ表彰状及び感謝状を授与しました。
[功績表彰状授与式及び感謝状贈呈式 平成30年2月13日]
被表彰者(敬称略)
学校賞 | 電気電子工学科・教授 川崎仁晴 |
教育貢献賞 | 一般科目・教授 森下浩二 |
最優秀授業賞 | 物質工学科・教授 古川信之 一般科目・教授 中村真一 非常勤講師 栗山奉文 |
学校功績賞 | 一般科目・教授 吉塚一典 電気電子工学科・准教授 柳生義人 元技術職員 別良政 |
感謝状 | 中村真紀子(元寮務係 事務補佐員)※ 寺山康教(非常勤講師)※ 豊島揆一(佐世保北ロータリークラブ 国際奉仕委員長) |
(※の被表彰者は当日所用により欠席)

平成29年度
本校専攻科生が国際シンポジウムISIE2018にて「優秀講演賞」を受賞しました
平成30年1月14日(日)に鹿児島県霧島市で開催された国際シンポジウム「International Symposium one Innovative Engineering 2018(ISIE2018)」において、本校複合工学専攻化学・生物系2年生の宮崎 亜衣子さん(指導教員:越村 匡博 准教授,山﨑 隆志 教授)が発表し、優秀講演賞を受賞しました。
宮崎さんは事前の論文審査を見事突破し、キーノートレクチャー2件、オーラルセッション16件、ポスターセッション25件の中から選ばれました。
対象講演題目:『Microbial transformation of curdione from wild turmeric origin』

平成29年度
情報セキュリティに関する連携協定を締結しました
本校と、長崎県立大学、熊本高等専門学校及び沖縄工業高等専門学校は、情報セキュリティに係る教育及び学術研究の推進・強化を図っていくため、1月30日(火)に連携・協力に関する包括協定を締結しました。
この協定は、近年、脅威となっているサイバー攻撃への対応を含め、情報セキュリティに関する専門性を有した実践的な人材の育成や学術研究の進展に、相互に連携・協力していくことを目的に締結されたもので、県立大学では、平成28年4月に国内で初めて情報セキュリティ学科が設置され、情報セキュリティ技術者の育成や最先端の情報科学の研究が進められています。また、高専機構では、平成28年度から「情報セキュリティ人材育成事業」を展開し、情報セキュリティスキルを身につけた実践的な技術者の育成を、九州・沖縄地区では本校が拠点校として、熊本高専と沖縄高専が実践校としてそれぞれ推進しており、それぞれの強みを生かした包括的な連携・協力を目指しています。
締結式では、県立大学の太田学長から、「情報セキュリティの推進に関しては、各高専との連携・協力が必要であり、今後のサイバー研究、人材育成に大変意義あるものとなる」との挨拶があり、次いで、高専を代表して本校の東田校長から、「先端研究の情報共有化や、高専の特徴である早期専門教育の強みを生かした情報セキュリティ専門技術者育成のすその拡大に力を注ぎたい」との挨拶がありました。
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協定を締結した(右から)太田学長、東田佐世保高専校長、 長谷川熊本高専校長、安藤沖縄高専校長 |
情報セキュリティに係る連携協力に関する協定書 |
平成29年度
本校の学生が第3回学生ものづくり&アイデアコンテストで「銀賞」を受賞しました
平成30年2月3日(土)に長崎市科学館で開催された「第3回学生ものづくり&アイデアコンテスト」において、本校電気電子工学科4年生の小藤雅嗣君、島田明君、松田颯太君が発表し、銀賞(全体2位)を受賞しました。本賞は、長崎県内の学生を対象としたものづくりとアイデアのコンテストにて、その作品内容と発表が高く評価されたものです。
また本作品は、本校で取り組んでいる「知識活用型教育」の一環として製作されました。
作品名:『E-ch Shoes(公園を競技場に変える新しい靴)』
