電子制御工学科の川下智幸教授、坂口彰浩准教授のAI(ディープラーニング)研究が、公益社団法人砥粒加工学会の学会誌(Vol.65 №4、2021年)の特集「AI(深層学習など)を活用した加工技術」において「ディープラーニングを用いた研削加工の高精度化」(タイトル)で掲載されました。
この特集においては、国内の研究者のなかで「砥粒加工」分野においてAIを活用した研究を実施している代表的な研究者として取り上げられました。
「砥粒加工」は高精度な仕上げ面が実現できる加工法として普及しています。しかし、現在でも熟練技能者の経験や勘に頼っている部分が、まだまだ多いのが現状であり、そのような技能を視覚的かつ定量的に解明、把握するためにディープラーニングを用いて取り組んでいます。これから、さらに高齢社会を迎える我が国においては、その熟練技能者の多くは高齢であり、優れた技能の消失を防ぐためにも、これらの研究内容は、ますます重要になると予想しています。
川下教授、坂口准教授は,これまでにディープラーニングを用いて行ってきた①機上計測を目指した砥石作業面性状の評価、②ダイヤモンドワイヤ表面の砥粒分散状態評価、③ダイヤモンド砥粒形状の評価について報告しており、早期の実用化に向けて研究を進めています。
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