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本校教員が製作に携わったキャップが東京オリンピックで使用されました

トピックス プレスリリース

基幹教育科(体育科)の吉塚一典教授が製作に携わったキャップが東京オリンピック陸上競技にて使用されました。吉塚教授は運動時の体温とパフォーマンスに関する研究が専門で、そのアイディアをもとに、アシックススポーツ工学研究所と共同開発しました。

 

【吉塚教授のコメント】
オリンピックの東京開催が決まった時、猛暑の中での過酷なマラソンになるだろうと予想しました。
暑い時に頭部を冷やせば、パフォーマンスが向上することは分かっていたので、私のアイディアをアシックススポーツ工学研究所に持ち込み、4年かけて帽子を共同研究してきました。
本校の陸上競技部員達も試作品のテストに協力してくれ、それらのデータをフィードバックしながら改良を重ねました。
帽子の中を風が通り抜ける構造を具現化することが一番難しかったです。
私が研究したことが現場に還元されたこと、そしてオリンピックの舞台で日本選手の役に立てて、体育人として嬉しく思っております。

 

校長と吊り天キャップの報告をする吉塚教授 吊り天キャップの機能を説明
東京オリンピックで使用された吊り天キャップ 苦労した帽子の中を風が通り抜ける構造