本校の同窓生(電気工学科第19期卒業生)であり、現在JASMで代表取締役社長を務める堀田祐一様が来校されました。
JASMは、半導体メーカー世界大手の台湾積体電路製造(TSMC)が熊本県進出のために設立した子会社で、堀田様は同社の代表取締役社長を務めていらっしゃいます。今回、半導体人材育成に取り組む本校の教育内容や取組について説明を受けるため、久しぶりに母校を訪問なさいました。
先ず初めに、渡辺哲也副校長から、学生たちの最近の活躍の様子や、現在学校が取り組んでいる特色ある教育活動についての説明があり、その後、電気電子工学科の猪原武士准教授から、高専で行っている半導体人材育成の取組状況や実施体制の概要について、また、この春に開設した「半導体工学概論」の内容や授業における学生の様子、後期に予定されている「半導体デバイス工学」のカリキュラム内容や「九州工業大学マイクロ化総合技術センター」で予定している実習について説明がありました。
説明を受けた堀田様は、「自分たちが学生だった頃とは大きく異なり、学生の皆さんがアイデアを出して、ものづくりにチャレンジできる仕組みや環境が随分整っていることに驚いた。」と感想を述べられたほか、高専の半導体人材育成については、「高専でこのような授業を行っていただき、学生の皆さんに半導体産業のことを知ってもらえる機会があることは大変嬉しい。特に、後期に予定されている授業では、半導体製造やデバイス作製が計画されていて、学生にそのような機会が設けられていることは人材を求めている企業側としても大変興味深く、授業を受講された学生たちに大いに期待をしている。」と語られました。
また、今後の産学連携についても触れ、「工場が完成して体制が整ったら、高専教育のお役に立てることがあれば取り組んでいきたい。」とのお話があり、渡辺副校長は「お力をお借りしながら、産学連携を進め、九州の産業界や人材育成を一緒に盛り上げていきたい。」とお答えしました。
堀田社長(前列中央左)と 渡辺副校長(前列中央右)を囲んで記念写真 |
学校の説明を受ける堀田社長 |