本校は、高専における半導体教育の拠点校として、半導体に関する新設科目を設置するなど、産学官で連携して半導体人材育成に取り組んでいます。
令和6年11月29日(金)長崎市立小江原中学校2年生に対し、半導体の出前授業を実施いたしました。
今回の出前授業は長崎県、長崎市及び株式会社LAplustと連携し開催されたものであり、低年齢層から半導体分野への理解を深めることでSTEAM教育の発展や技術者、研究者の増加に繋がることが期待されます。
講師は電気電子工学科 猪原武士准教授が務め、「半導体ってなんだ?」というタイトルのもと、半導体がどのようなものなのか実験を交えながら説明しました。身近な例として、半導体が使われている体温計について実験を行い、半導体の仕組みについて説明を行いました。その後、半導体をつくる際に使われる技術や現在盛り上がりを見せている九州の半導体産業について言及しました。
講義に参加した生徒はメモを取りながら講師の説明に耳を傾け、質疑応答の時間では積極的に質問する姿が印象的でした。
参加した生徒からは
・普段学ぶことのできない半導体について知ることができて嬉しかった。
・半導体をつくるには、500~1000程度の作業数が必要だということが印象に残った。
・細かいものをプラズマを使って作っているのがすごい、面白いなと思った。
・半導体の製造過程を実際に見てみたくなった。
・単位や数が大きくなったり小さくなったり、信じられないような数字がたくさんあって面白かった。
などの感想をいただきました。
今回の出前授業を通して、半導体が私たちの生活に必要不可欠であることや、身近な存在であることを実感していただける機会となりました。今後も、産学官の連携を活かして子供たちにとって有意義な出前授業となるよう活動を続けていく予定です。
日 時 | 令和6年11月29日(金)14時15分~16時05分 |
参加者 | 小江原中学校2年生80名 |
場 所 | 小江原中学校体育館(長崎市) |
内 容 | 半導体ってなんだ?~私たちの生活を支える半導体を学ぼう~ |
担 当 | 電気電子工学科 准教授 猪原武士 |



