本校は、高専における半導体教育の拠点校として、半導体に関する新設科目を設置するなど、産学官で連携して半導体人材育成に取り組んでいます。
令和6年12月19日(木)長崎県立大村工業高等学校 機械システム科の1年生及び2年生に対し半導体の出前授業を実施いたしました。
講師は電気電子工学科 猪原武士准教授が務め、「半導体ってなんだ?」と題し、半導体の役割やその特性、半導体製造に用いられる技術について説明しました。身近な例として半導体が使われている体温計についての実験や、半導体製造における歩留まり率の計算を行うことで、半導体をより身近なものとして感じてもらいました。最後に九州や長崎の半導体産業の現況について説明し、県内の半導体企業についても言及しました。
参加した生徒からは
・遠い技術のように思っていたが、割と近くで発展していると聞いて、自分の手が届くところにもあるのだと思いました。
・ナノのレベルまで小さいものを取り扱っているのが印象に残った。とても細かい事ができる技術がすごいと思った。
・今日の授業では、あまり詳しく知らなかった半導体について知れて、とても良い機会になりました。今日の授業で学習したことを今後の職業選択などに活かしていきたいと思います。
・熊本県のTSMCの工場ができるということと、それによって何兆円ものお金が動いているということで、とても興味深いと思うし、これからの九州がどうなるのか楽しみだと思いました。
・半導体の特性や種類をわかりやすく教えて下さり、なぜ注目されていたのか、重要性について詳しく知ることができました。
・光や熱で動くモータがすごく面白かったです。半導体デバイスを作る上での5つの技術やプラズマという言葉は知っていても詳しい内容は知らなかったので話を聞いて面白かったです。
などの感想をいただきました。
今回の出前授業を通して、半導体関連企業が進路決定の際の選択肢につながることを期待します。今後も、生徒たちにとって有意義な出前授業となるよう活動を続けていく予定です。
日 時 | 令和6年12月19日(木)10時00分~11時50分 |
参加者 | 機械システム科 1年生及び2年生 |
場 所 | 長崎県立大村工業高等学校(大村市) |
内 容 | 半導体ってなんだ?~私たちの生活を支える半導体を学ぼう~ |
担 当 | 電気電子工学科 准教授 猪原武士 |


