お知らせ

公開講座【KOSEN STEAM Girls Lab】物語の香りを調合する―古典文学と化学が織りなす、創造のレシピ―

産学官連携・地域貢献 公開講座、一般教養講座
公開講座【KOSEN STEAM Girls Lab】
物語の香りを調合する―古典文学と化学が織りなす、創造のレシピ―
開催日時令和8年1月17日(土)13:00~15:00

女子中高生を対象としたSTEAM教育プログラム「STEAM Girls Lab in SASEBO:物語の香りを調合する」を開催しました。
本講座は、日本を代表する古典文学『源氏物語』と現代の「化学」を掛け合わせ、文学的な感性と科学的な視点の両面から「香り」の正体に迫ることを目的として実施しました。

STEP 1:物語の香りを読み解く
まずは、『源氏物語』をテキストに、平安時代の人々にとって「香り」がいかに重要であったかを学びました。登場人物たちが自ら香りを調合し、その香りで自らの人柄や心を表現していた背景を読み解き、文学の世界における香りの役割を深く探りました。

STEP 2:香りを調合し、創造する
続いてのワークショップでは、実際に「練り香」の調合に挑戦しました。学生スタッフのサポートのもと、参加者は平安貴族さながらに、自分自身の感性で香りを組み合わせ、世界に一つだけの「創造のレシピ」を形にしました。指先から広がる香りに、会場は華やかな雰囲気に包まれました。

STEP 3:香りの秘密を科学する
最後に、香りの正体を「科学」の視点で紐解きました。良い香りの正体は、空気中を漂う「分子」であることや、その分子構造(形やパーツ)がわずかに違うだけで、全く異なる香りに変わるという有機化学の不思議を学びました。

参加者のコメント

講座終了後、参加者の皆さんからは多くの感動と驚きの声が寄せられました。

【物語講座について】
「古典の内容に沿って、科学的にはどのようなことなのかを考えられた。」
「源氏物語に興味がわいたので読んでみたくなりました。」
「古典でも化学とつなげてみるとこんな考え方ができるのかと思い面白かった。自分もこんな研究をしてみたいと思った。」

【練香づくりについて】
「調合することの楽しさを知って、理系分野への興味が高まった。」
「話を聞くだけの講座じゃなく、お香作りもでき、理系も楽しそうだと思えました。」

【香りの仕組みについて】
「香りは分子ということに驚きを感じました。分子構造で香りが変わるというところがおもしろかったです。」
「匂いは物質のかたちで変わると知って驚いた。興味を持ったので理系に行きたい気持ちが強くなった。」
「普段思っていないことを科学的に説明されて、納得できて楽しくておもしろくて、そういう分野に進みたいと思いました。」


文学の情緒と化学の理論が交差する今回の体験を通じて、参加者の皆さんが「STEAM(科学・技術・工学・芸術・数学)」の持つ多角的な面白さを感じていただけたなら幸いです。

ご参加いただいた中高生の皆さん、そしてサポートしてくれた学生スタッフの皆さん、誠にありがとうございました。
本校では、今後も知的好奇心を刺激し、地域社会に貢献できるようなユニークな教育活動を推進してまいります。