佐世保高専では、半導体技術者育成を目指した教育の一環として、令和4年度から半導体新設科目を2科目開講します。
前期科目(全15回)である『半導体工学概論』の第1回目の授業が令和4年4月12日(火)に行われました。対象学年は4年生(大学1年生相当)で1年後の進路選択にも役立てることができるため学生の関心は高く、70名を超える学生が参加しました。また、専攻科2年生や基幹教育科教員の参加もありました。
講師は電気電子工学科の日比野祐介助教が務め、シラバスを読みながら「なぜこの授業が新しく始まったのか?」の説明があり、「半導体と聞いて連想するもの」「半導体と聞いて思いつく企業」についてグループワークを取り入れるなど学生は楽しみながら授業に参加することができました。
佐世保高専ではこれまで、半導体に関する内容を一貫して学べる科目はありませんでした。また、半導体業界では様々な専攻の人材が活躍できることから、専門分野の枠にとらわれず、佐世保高専にある機械・電気電子・電子制御・物質の全学科の学生が受講可能な科目を新設することにしました。その他の特徴として、全15回の中で9回の授業が企業技術者や大学教員などの外部講師によるものとなっています。
今後の主な予定として、4月19日(火)第2回目は「ながさき半導体ネットワーク」の会長を務める本校の中島寛校長が講師として授業を行います。また、連休明け5月10日(火)より外部講師による授業が行われます。
講義資料(抜粋) |
講義中の様子 |