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令和4年度「STEAM教育を切り開く!自主性をはぐくむKOSEN教育」を開催しました

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令和4年12月26日(木)に佐世保高専・鈴鹿高専・秋田高専・八戸高専の教員有志および久田教育総合研究所が連携して、小中学校教員向けのオンラインイベント「STEAM教育を切り拓く!自主性をはぐくむKOSEN教育」を開催しました。

本イベントは国立高専の有志らの協力のもと「高専の魅力」を伝えるイベントとして企画されました。
今回は高専教育の中でもSTEAM教育、探究、起業を中心に秋田(1年生、ロボコン)、八戸(2年生、探究活動)、鈴鹿(4年生、パテントコンテスト)、佐世保(卒業生、修士1年、起業)の学生・卒業生を迎えて、自らの受けている教育や探究、コンテストなどを通した成長過程を発表いただきました。

発表の中で感じたことは、高専の実践的な教育システムは、学生に課題発見・解決能力を育成させることができるということです。この課題発見・解決能力は、実践的教育(実験実習と座学の融合)とコンテストや探究活動によって育まれ、学生の自己肯定につながっています。
また、全国高専における教育システムにおける特徴の一つとして、教員・先輩と学生の「距離」が高校や大学と比較して「近い」ことが特徴です。この「近い」というのは高専教育の5年制という仕組みと実践教育を重視する伝統で作られています。さらに、社会実装を実現したいという思いを教員がコーディネーターとして、先輩はファシリテーターとして後押しすることで、学生自身の課題達成・自己肯定感の涵養、成長へとつながることが伝わったかと思います。

プレゼン後のブレイクアウトセッションでは、参加者から現役学生への質問・教育の進め方に関する質問があり、学生や教員が一つ一つ、丁寧に回答しました。