令和6年12月17日(火)及び18日(水)に、全4学科対象の1年生「情報セキュリティ基礎」で「高校生・高専生向けバッテリー教育プログラム」の教材コンテンツを用いた授業を実施しました。
この事例は【経済産業省近畿経産局ウェブサイト】で公開され、下記リンクよりご覧いただけます。
https://www.kansai.meti.go.jp/3jisedai/battery/batteryworld.html
https://www.kansai.meti.go.jp/3jisedai/battery/batteryworld/case3.pdf
この教材コンテンツは、蓄電池産業戦略に基づいて設立された関西蓄電池人材育成等コンソーシアムで作成されたものです。佐世保高専は本プログラムの実施校となっており、今年度からこの教材コンテンツを用いた授業を開始しました。様々な視点からバッテリー教育を実施することが重要であると考え、情報系の授業の中で実践を行いました。情報系の授業での実践は少ないことから、全国の高校や高専の参考となることが期待されます。
授業を受講した学生からは、以下のような感想が聞かれました。
・バッテリーによってこの世界が急激に発達し様々な便利なものができてきたが、その裏では地球温暖化が加速したり危険なサイバー攻撃が増えたりなど多くのマイナスな面もあることが分かった。
・電池(特にリチウム電池)の偉大さを感じました。リチウムイオン電池は化学で原理を習ったので知っていたのですが、その活用されているものはよく知らなかったので、知れてよかったです。生まれたときにはバッテリーがこんなにも使われている世の中だったので、バッテリーがないときの不便さはわかりませんが、バッテリーにもまだまだ課題があると思うので、これからどのように進化していくのか楽しみです。
・リチウムイオン電池が実際どういったところでどのように使われているのかがよく分かった。宇宙や深海でもバッテリーが重宝されていると知ったときは驚いた。バッテリーは私たちの暮らしに大きく貢献しているということを、身をもって感じることができた。
・便利になった現在と昔を比較することで、技術の革新によりどんなに便利になるかがわかった。また、未来のことも考えると楽しみになった。
今後は他校の実施事例を参照しつつ、本校の学生の学習状況や関心に沿うように内容をアレンジして利用することで学生の理解を向上させていきます。

