お知らせ

「半導体工学概論」でSUMCO TECHXIV株式会社様の工場見学に行きました

教育・研究 COMPASS5.0

令和5年7月25日(火)、今年度「半導体工学概論」を受講している本校本科4年生のうち29名が、長崎県大村市のSUMCO TECHXIV株式会社様へ工場見学に行きました。

同社への工場見学は、昨年度に続き2度目となります。

まず、会社の概要や半導体の原料たるシリコンウェーハについての説明を受け、実際にウェーハの元となるインゴットを形成するための装置の見学や、インゴットの検査、インゴットからウェーハを切り出している現場を間近で見学させていただきました。
実際に近くで見学させていただくことで、これまで座学のみで学んでいた内容をより身近に感じることができ、半導体製造についての理解がより深まりました。企業の魅力を直感的に感じ取ることのできる良い経験となりました。
本校の工場見学にご快諾いただきご丁寧に対応くださいました、SUMCO TECHXIV株式会社様、誠にありがとうございました。この場をお借りし厚く御礼申し上げます。

以下、本工場見学に参加した学生の感想(抜粋)
・引き上げ工程を行う機械が大きくてびっくりした。
・消費者の要望にそれぞれ答えて特注のウェーハを製造していてすごいなと思った。結晶加工の所にいた産業用ロボットを見る機会は初めてだったので印象的だった。
・Cz法で結晶を引き上げる瞬間を見たい。
・ウェーハの研磨についていろいろな方法があることがわかり聞いていて興味深かった。
・シリコンウェーハに数μm(マイクロメートル)のそりがあるだけで製品にひどく影響を与えてしまうため、数μmまで平らにしないといけないという製造の緻密さと技術の進歩に大変驚いた。
・ダイヤモンドでウェーハの加工をしていると聞いたが、具体的にどのようにして作られてるのか勉強してみたい。
・原料状態のシリコンを円柱状にする炉がとても巨大でかっこよかった。
・製品の精度の高さに驚いた。高精度の製品を作るための技術に興味が湧いた。
・単結晶引上工程において引き上げる速度などによって性能が変わるということが興味深いと思った。