お知らせ

公開講座「Sasebo Challenge Laboratory (SaCLa)」を開催しました

産学官連携・地域貢献 公開講座、一般教養講座
公開講座「Sasebo Challenge Laboratory (SaCLa)」
開催日時第1回:令和6年7月27日(土) 10:30~12:00
第2回:令和6年7月31日(水) 13:30~16:00
第3回:令和6年8月 1日(木) 10:00~16:00

令和6年度物質工学科公開講座・Sasebo Challenge Laboratory (SaCLa,通称”サクラ”)を実施しました。
今年度のSaCLaは「DNA」に注目し、下記の日程で全3回の講座を行いました。

第1回 7月27日(土) DNA抽出実験とDNAストラップづくり
第2回 7月31日(水) DNA鑑定実験1(お米の品種鑑定)
第3回 8月 1日(木) DNA鑑定実験2(肉の種類判別鑑定)

第1回:DNA抽出実験とDNAストラップづくり
DNA抽出実験では、乳酸菌飲料や果物ジュースなどからDNAを取り出す実験に挑戦しました。
実験自体は簡単ですが、成功するかどうかはやってみないとわからない実験。
うまくいかなかった人は何が原因か考えることで知識を深めることができます。
実験の後はDNAストラップづくり。
ビーズを使って、DNAの二重らせん構造を作ってもらいました。

第2回:DNA鑑定実験1(お米の品種鑑定)
3種類のお米からDNAを抽出し、PCR(ポリメラーゼ連鎖反応)操作によりDNAを約343億倍に増幅させます。
その後、電気泳動(電流を流すとDNAが+極に移動する性質を利用した分析方法)を行い、コシヒカリがどれかを判別しました。
初めてのピペット操作に最初は皆さん緊張気味でしたが、物質工学科5年生の学生から教えてもらいながら上手に実験を行っていました。
電気泳動が上手くできているか結果が出るまで心配でしたが、全グループしっかり結果が出ていて成功でした。

第3回:DNA鑑定実験2(肉の種類判別鑑定)
豚肉、鶏肉からDNA抽出、PCR(約10億倍に増幅)を行い、電気泳動で解析を行いました。
実験2日目ということもあり、実験操作には慣れた様子も見られました。
電気泳動の結果は成功した人もいれば、うまくバンドが出なかった人もいて、繊細な作業の難しさがわかりました。

参加者のみなさんからは、「大変おもしろかった」、「DNAについて実験を通して知ることができて良かった」と感想をいただき、楽しく学ぶことができたようで良かったです。

【本講座はコスモ・バイオ株式会社公開講座応援団の助成により実施されました。】

~物質工学科は令和7年度から『化学・生物工学科』に変わります!~