令和6年7月23日(火)「半導体工学概論」を受講している本科4年生のうち30名が、長崎県大村市のSUMCO TECHXIV株式会社様の工場見学を行いました。
本講義での同社への工場見学は一昨年より継続させていただいており、今年度で3回目の実施となりました。
まず、会社の概要や半導体の原料たるシリコンウェハについての説明を受け、実際にウェハの元となるインゴットを形成するための装置の見学や、インゴットの検査、インゴットからウェハを切り出している現場を間近で見学させていただきました。また、一部の学生はクリーンルームに入室させていただき、貴重な経験を得ることができました。
今回の見学によりこれまで学んできた内容についての理解が深まり、半導体製造企業の魅力を感じ取ることが出来る良い機会となりました。
工場見学にご快諾いただきご丁寧に対応くださいましたSUMCO TECHXIV株式会社様、誠にありがとうございました。
この場をお借りし厚く御礼申し上げます。
以下、本工場見学に参加した学生の感想(抜粋)
・ シリコンウェハが世界で第2位のシェアであり、色々な方面で役に立っていることがわかった。
・ クリーンルームでの研磨工程がとても重要であることが装置の個数や規模でわかった。また、研磨工程でしっかりした物を作らなければ製品にならないという点もとても興味深かった。
・ 「歩留」など、とくに工作法の専門教科で習った用語が出てきたので、その分野の勉強を頑張りたいと思った。
・ 単結晶のシリコンを作るのにとても長い時間がかかる理由が興味深かった。
・ 日本の半導体企業は世界に対して遅れをとっている印象だったが、今回の説明からそんなことないなと思った。
・ 実際に見ることで今まで聞いてきた話の具体的なイメージがつき、「半導体」そのものに対して理解しやすくなったように感じた。