産学官連携・地域貢献

地域共同テクノセンター

1.趣旨

本センターは、学生に対する技術者教育を行うとともに、民間企業を含む佐世保工業高等専門学校と他の組織の間の共同研究を支援し促進するために平成24年4月1日に設置されました(「総合技術教育研究センター」を改組)。

組織(※)は5つの部門(海洋・エネルギー部門、環境・生物部門、IT部門、加工計測システム部門、生涯学習・STEAM教育推進部門)から構成されており、部門横断的な「融合研究」により技術シーズの蓄積を図るとともに、実践的で創造性に優れた「もの創り」技術者の育成を支援しています。

また、長崎県北地域の産学官民連携組織である「西九州テクノコンソーシアム」の事務局もセンター内にあり、一体となって地域の「技術振興」と「人材育成」を図るための活動を積極的に推進しています。

2.目的

本センターは、佐世保工業高等専門学校の共同利用教育研究施設として、学生の技術教育のための教育方法の開発・研究を行うとともに総合的実習及び教員の共同研究の場並びに地域社会における技術開発、技術振興及び技術者教育等に資することを目的としています。

3.業務

  1. 技術教育及び共同研究活動に対する技術開発支援の基本計画策定及び実施に関すること。
  2. 民間機関等との共同研究及び受託研究に関すること。
  3. 技術相談及び技術指導の実施並びに学術情報の提供に関すること。
  4. 地域企業等と連携した共同教育の促進支援に関すること。
  5. 西九州テクノコンソーシアムの構成機関と連携した地域の技術振興及び人材育成の促進支援に関すること。
  6. 地域教育界に対する実験教育支援及び教材支援に関すること。
  7. その他センターの目的達成に必要な業務に関すること。

4.施設

(1)技術相談室

企業の現場などで抱えている技術的問題や疑問を解決するため、企業からの相談に応じております。具体的な技術の相談だけでなく、高専との情報交換の場としてご利用いただいても結構です。
詳細につきましては、以下のURLよりご確認ください。

(2)共同利用設備室

地域企業との共同研究、受託研究及び技術相談等の研究交流や技術セミナー、技術研修会及び公開講座等に利用しています。

(3)地域共同実験室

地域企業との共同研究、受託研究等の実施のため、本校の教員及び学生が研究室として利用しています。

(4)海洋環境実験室(大型無響水槽室)

大型無響水槽は平成7年3月に完成した、全国の大学・高専・公設試で唯一の施設です。
水槽寸法は5m×10m×4m(W×L×D)で、防衛省開発の水中音響用吸音材を装荷しています。電車や電動ホイストがあり、水中音響機器としてシンセサイザ、電力AMP、フィルタ装置、水中音圧計、ハイドロホンを利用できます。これまで各種水中ロボット、測位システム、水中遠隔給電・データ伝送、音響特性等の研究開発に利用され、地元の大学・企業も多く利用しています。

《問合せ先》

佐世保工業高等専門学校 地域共同テクノセンター
〒 857-1193 佐世保市沖新町1番1号

産学官連携コーディネーター・特命教授
博士(工学) 長嶋 豊
TEL & FAX:0956-34-8471
Mail:nagasima(at)sasebo.ac.jp
※(at)は@に置き換えてください

事務担当
総務課総務企画係
TEL: 0956-34-8415
FAX: 0956-34-8416
Mail:kikaku(at)sasebo.ac.jp
※(at)は@に置き換えてください