電子制御工学科では、IT(情報技術)とロボット技術に関する高度な知識と応用力を身につけ、
世界にはばたく技術者を目指します。
学科案内
カリキュラム
1年 | ものづくり基礎、プログラミング、創作実習、基礎電気工学、情報セキュリティ基礎、情報処理、 情報工学基礎 |
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2年 | 工学実験・実習、情報処理、電気工学、CADシミュレーション |
3年 | ソフトウエア科学Ⅰ、ディジタル回路、工学実験・実習、電子回路Ⅰ、電気回路Ⅰ、電気磁気学Ⅰ、知的システム基礎、計算機工学 |
4年 | 電気磁気学Ⅱ、ソフトウエア科学Ⅱ、一般物理、制御工学、工学実験・実習、応用数学Ⅰ、応用数学Ⅱ、通信工学、電子回路Ⅱ、電子工学、電気回路Ⅱ、電気磁気学Ⅱ、データサイエンス工学、ネットワークアーキテクチャ |
5年 | システム・プログラム論、一般物理、工学基礎概論、工学実験・実習、情報通信、数値プログラミング、電子制御工学、卒業研究 |
研究紹介
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AIを用いた工作機械の高機能化坂口 彰浩
教授 博士(学術)機械を用いた加工は、今でも、熟練者の勘などの技能に頼っていますが、その人たちの高齢化に伴って消失の危機に直面しています。そこで、この優れた技能を、AIによりコンピュータで再現する研究に取り組んでいます。 -
ゲームAIの性能向上佐藤 直之
准教授 博士(情報科学)さまざまなゲームでAIの性能は向上して、人より強いゲームAIも当たり前になりました。ですが「強い」と「戦って楽しい」はまた別で、遊んで楽しいゲームAIを実現させるための研究を行っています。 -
作用素環を用いた合成作用素の研究濱田 裕康
准教授 博士(機能数理学)関数の合成は、日常生活にも関係する基本的な操作で、合成作用素と呼ばれています。合成作用素を作用素環と呼ばれる作用素の良い集まりを使って研究しています。他にも数学を産業に応用する研究にも興味をもっています。 -
CG・VR応用手島 裕詞
准教授 博士(情報)コンピュータグラフィックス(CG)やバーチャルリアリティ(VR)応用に関連する研究を行っています。3Dスキャナーに関連する課題解決やVR技術を応用した教育システムの開発、仮想空間でのコミュニケーションなどに関する研究を行っています。 -
人々の生活を改善するためのIT活用研究兼田 一幸
教授 博士(工学)車イスにカメラとセンサを取り付け、得られた走行情報をAIで解析して、車いす利用者に有用な情報を提供する方法の研究や、スマートフォンで食事を撮影して画像から食材の摂取量を評価する研究などをしています。 -
情報指向ネットワークに関する研究佐当百合野
講師 博士(工学)情報指向ネットワークについて研究しています。情報指向ネットワークは、動画などを効率よく配信するためのキャッシュネットワークです。 本研究室では、キャッシュ分散、探索手法などについて研究を行なっています。
スタッフ紹介
氏 名 | 職 名 | 学 位 | 専門分野 | リンク |
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嶋田 英樹 | 教授 | 博士(工学) | 電磁界解析 | |
川下 智幸 | 教授 | 博士(学術) | 精密加工学、制御工学、メカトロニクス工学 | |
志久 修 | 教授、学科長 | 博士(工学) | 画像処理、パターン認識 | |
兼田 一幸 | 教授 | 博士(工学) | 符号理論、通信工学 | |
前田 貴信 | 教授 | 修士(工学)、技術士(機械部門) | 制御工学 | |
横山 和彦 | 教授 | 修士(情報工学) | ロボット工学、情報工学 | |
坂口 彰浩 | 准教授 | 博士(学術) | 制御工学 | |
手島 裕詞 | 教授 | 博士(情報) | 画像工学、コンピュータグラフィックス | |
濵田 裕康 | 准教授 | 博士(機能数理学) | 数理科学 | |
佐藤 直之 | 准教授 | 博士(情報科学) | 人工知能 | |
佐当 百合野 | 講師 | 博士(工学) | ネットワーク | |
松田 朝陽 | 助教 | 博士(情報科学) | 画像計測、パターン認識 |
在学生の声
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5年 山領 悠太さん
(漕艇部 / 学生会書記長)私は電子制御工学科の勉強と共に、「サイバーセキュリティボランティア」活動に1年生から取り組んでいます。その他にもAIに関する研究や様々なコンテストなど、佐世保高専では1年生からでも自分が興味ある活動に参加することもでき、MinecraftやVRを使った授業などで最先端技術に触れることもできます。先生や先輩だけでなく、社長や専門の方からのサポートがあるので、パソコンなどの知識に自信がなくても興味さえあれば心配いりません。少しでも情報系技術に興味がある人は、ぜひ電子制御工学科に来てください!
卒業生の声
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平成13年度卒
ソニー株式会社入社
田中章愛(あきちか)さん私は高専時代から現在に至るまでロボットの研究や製品開発に携わっています。
高専在学中2000年の高専ロボコン全国大会に出た経験は、今の仕事にも繋がる一生の宝です。そして高専では、普段の授業にも実習や課外活動で手を動かしたり挑戦できるチャンスがあり、実体験でしか得られない実践的なスキルやチームワークが身につくと共に、ものづくりの楽しみ方・自信・肌感覚が得られます。就職してからは特にその高専の価値を感じる機会も多く、本当に通って良かったと思います。今後ロボットやAIが当たり前になりどんどん加速していく時代、高専のようなリアルなものづくりの原体験や学びは様々な分野で活きると思います。
学科・職種や作り手・使い手問わず、将来みなさんと一緒に仕事やものづくりを共にできる日を楽しみにしています。