本校は令和元年度に大学改革支援・学位授与機構が実施した高等専門学校機関別認証評価において高等専門学校評価基準を満たしているとして認定証を交付されました。評価結果は以下のとおりです。
認証評価結果
佐世保工業高等専門学校は、高等専門学校設置基準をはじめ関係法令に適合し、大学改革支援・学位授与機構が定める高等専門学校評価基準を満たしている。
重点評価項目である評価の視点1-1については、重点評価項目の内容を全て満たしている。
主な優れた点として、次のことが挙げられる。
- 「ものづくり総合実習」や「創作実習」で実施するロボット教材を用いた実習において、社会に応用できるアイデアを考え、ビジネスに展開する演習等を通じた創造力を育む教育の結果、長崎学生ビジネスコンテストの企業賞などを獲得している。
- 「“KOSEN(高専)4.0”イニシアティブ」採択事業において、低学年での数理情報系分野の動機づけやグループワークを実施している。4年次では、日本企業の国内外の工場の見学などで数理情報技術の活用状況を学び、5年次では、数理情報技術を活用した地域課題に取り組むことを通して、実践力を育んでいる。その結果として、魚画像の認識に関する研究など、地域課題等の解決に貢献している。
- 4年次の「知識活用型教育」の一環として、佐世保市内にあるアメリカンスクールの小学生への工学技術の啓蒙活動や高校生や教員との交流活動などを通して、学生の英語によるプレゼンテーション能力の向上や国際感覚の育成が図られている。
- 就職について、準学士課程、専攻科課程ともに就職率(就職者数/就職希望者数)は極めて高く、就職先も当校が育成する技術者像にふさわしい製造業、学術研究、専門・技術サービス業、情報通信業等となっている。進学についても、準学士課程、専攻科課程ともに進学率(進学者数/進学希望者数)は極めて高く、進学先も学科・専攻の分野に関連した高等専門学校の専攻科や大学の工学系の学部、理工学系の研究科等となっている。
主な改善を要する点として、次のことが挙げられる。
- 自己点検・評価の基準・項目等について、明確に設定されていない。
- 学校の構成員及び学外関係者からの意見聴取並びにその自己点検・評価への反映が十分でない。
選択的評価事項に係る評価結果
佐世保工業高等専門学校は、大学改革支援・学位授与機構が定める「選択的評価事項A 研究活動の状況」において、目的の達成状況がおおむね良好である。
佐世保工業高等専門学校は、大学改革支援・学位授与機構が定める「選択的評価事項B 地域貢献活動等の状況」において、目的の達成状況が概ね良好である。
評価結果の詳細については下記をご覧下さい。
認定マーク
大学評価・学位授与機構の認証評価を受け、認証評価基準を満たした大学等に対してそのことを証する認定証を交付していますが、そのことをよりわかりやすく社会に示すことのできるよう作成されたのが認定マークです。